矢研の滝 尾鈴山瀑布群(都農町)
落差73mの滝です。
日本の滝100選にも選ばれています。
滝をつくる岩石は、尾鈴山酸性岩類と呼ばれる火成岩です。およそ1500万年前(中新世)の日本列島形成時の火山活動でできた岩石です。現在の日向市の東側にあった火山が大規模な噴火をした際の火砕流で、高温のため溶結した溶結凝灰岩です。
滝の名は、神武天皇が東征を控え、この滝の水で矢を研いだという伝説に由来する。
周囲では、冷える時に縮むことでできる板状の割れ目が見られます。この規則性のある割れ目を節理と呼び、板状のものを板状節理と呼んでいます。
矢研の滝に向かう途中には「若葉の滝」と名付けられた滝も見ることができます。
この地点も尾鈴山酸性岩類の溶結凝灰岩です。