サツマイナモリ(薩摩稲森)

サツマイナモリ 2020.3.15 双石山北側斜面

学名 Ophiorrhiza japonica
アカネ科サツマイナモリ属
多年草
関東地方南部以西〜沖縄の林内に生え、高さ10〜25cm。
 常緑樹林下に生え、関東地方南部以西の本州から沖縄、および中国に分布する。名は、薩摩(さつま)産のイナモリソウの意味である。イナモリソウは、江戸時代に尾張の花屋の九兵衛という人が伊勢荻野の稲森山(三重県)で最初に発見されたことから、その名が付いた。サツマイナモリとは別属となる。
 サツマイナモリ属は、ナガバナイナモリソウ、シロバナイナモリソウ、チャボイナモリなど東南アジアを中心として太平洋諸島、オーストラリアに約150種分布する。中国には、根をヘビの解毒薬とするものがある。