2022博物館こどもDAY

展示の様子 2022こどもDAY

2022年の博物館こどもDAYは、所蔵する頭骨化石の中から大きな標本と、昨年所蔵した哺乳類の頭骨、それから人類の頭骨を展示しました。
昨年の「絶滅モンスター展2021」では、意外に人類頭骨が人気があり、子どもたちを含めて一般の皆さんが自分のルーツに高い関心がることを知りました。

展示の様子2

予想通り、牙の鋭いアロサウルスティロサウルスにも興味があるようでした。そんな中、現在も目にするカメの中生代のアーケロンや、人類頭骨に人気がありました。イヌのなかまのメソキオンはあまり人気が薄かったですね。

人類の頭骨では、もちろん私達ホモサピエンスのスタートが、木の上でくらしていたサルのなかまであったこと。それから、アウストラロピテクスの顎の大きさや、パラントロプスの頭頂骨のでっぱりから、当時は硬い食べ物が多かったのでは?という話をしました。

そして、私達ホモ属がアフリカから旅立っていったことや、最近の研究でネアンデルタール人が遺伝子として私達の体の中で生き残っていることを話題にしました。

最後に、ご先祖のホモサピエンスも20万年前にアフリカから旅立ち、勇気や強いチャレンジ精神で地球上に広がったこと、その子孫が君たちであり、その人類は今、月から火星へと挑戦していることへと話題をつなぎました。だからご先祖たちに負けないように君たちも頑張ってね!と話を締めくくりました。

ご家族で「勉強になったね!」というコメントが嬉しかったですね。