枕状溶岩(男鈴山)

調査日:2019年2月4日

男鈴山の登山口付近に分布する玄武岩で、様子から溶岩が海底で噴出してできた枕状溶岩と考えられます。日向層群に見られる付加体です。

新生代古第三紀暁新世セランディアン期〜始新世ルテシアン期(約6千万年〜4千万年前)に海底に噴出した玄武岩がプレート運動で運ばれ、始新世ヤプレシアン期〜漸新世ルペリアン期(約5.6千万年〜3千万年前)に海溝付近の沈み込み帯で、付加したと考えられる。

分布域は50mから100mの範囲で、厚さは5m程です。

玄武岩が確認できる範囲は限定的で、地質図で示される範囲との相違が確認できる。

A 玄武岩露頭   B 砂岩転石   C 砂岩露頭   D 砂岩転石(山頂)

山頂からは大島が眺望できる。